観光客で大賑わい「飛騨高山」 夏の岐阜(4)

2日目、朝から下呂温泉を出て、『飛騨高山』へ向かう。
街の山手側、飛騨高山まちの博物館近くの駐車場に車を停めて、町並みを散策。

まず、北側エリアである江名子川伝統地区へ。
桜山八幡宮の近く。

比較的人が少なくて、静かな町並み(下二之町・大新町)
出格子の町屋が軒を連ね、黒を基調にした古い町並みは、いかにも飛騨高山。
日下部民芸館や吉島家住宅の周辺は、凛とした趣があって美しい。

少し外れた通りも、古き越中街道の面影を残す。

普通のお家の前にも風情があって、ニッポンの夏って感じ。

国指定重要文化財で、中に入って見学できる古い町屋がいくつかあったが、
入館料が無料の宮地家住宅に入ってみる。(開館は土日祝のみ)

無料なのに、中のおじさんが丁寧に説明してくれて、ゆっくり見学できてありがたかった。
明治初期の建築を今に残す宮地家住宅は、高山の標準的な町屋で、
軒が低く、細長い間取りで道路側から、主屋、中庭、土蔵と並ぶ。
職人の道具や作品などの展示も見ることができた。

同様に、入館無料・土日祝の開館である住宅は、
国指定重要文化財で江戸時代後期の建築物「松本家住宅」が、町の南のちょっとはずれにあるみたい。
飛騨工匠館に入って、匠の家具や小物を見たり、
一位一刀彫のお店で匠の技を覗いたり、このあたりは「匠通り」って名前で、まさにぴったり〜
午前中だったので、宮川沿いの宮川朝市も見ることができた。

白い日よけを張った露天が続き、農産物や地元の名物、工芸品などいろんな物が並ぶ。
朝市らしく、売ってるのは大抵、おばあちゃん〜

お昼に近づくにつれて観光客の数がどんどん増えてきた。
飛騨高山のメイン観光スポットである、南エリアの伝統建造物保存地区、通称さんまちへ。
通りの両側に低い軒の黒い家並み。

活気あるお土産屋さんやお食事処がぎっしり!

観光客もぎっしり!

外国人観光客の多さにも驚く。京都の観光地みたい〜
特に人が集まりすぎていて、凄い列を発見!

なんだろ〜と思ったら、「飛騨牛にぎり寿し」のお店。

他のお店でも飛騨牛にぎりは人気みたいでした。

もっと落ち着いた静かな街をイメージしていたけど、飛騨高山ってグローバルな人気観光地なのね〜
場所によっては活気がありすぎて、ちょっとびっくりの高山の町並みでした〜☆
赤い中橋を渡って、高山陣屋に入る。
(入館料420円)

江戸時代から明治維新まで、飛騨は徳川幕府の直轄地であった。
飛騨が幕府領になったのは、森林資源や金銀などの地下資源が豊富だったため。
その幕府直轄領の政務を行った役所が高山陣屋

お役所・群代役宅・お蔵などを合わせて高山陣屋と称す。
全国に60以上あった幕府直轄の役所のうち、当時の建物が残るのは、高山のみ!
とても貴重な存在。
江戸時代、高山では陣屋より高い建物が禁じられていたとのこと。
高山陣屋内の各見どころでは、ボランティアガイドさんがとても詳しい説明案内をしてくれるが、
時間がなければ自由にスルーできる。
大広間

吟味所・御白洲は、時代劇を思い出す。

痛そう…

役人宅の庭園

役所らしい広くて立派な造りの高山陣屋は、太秦映画村を高級な本物(?)にしたみたい!
江戸時代に思いを馳せました〜☆
高山市政記念館はもとの高山町役場で、レトロ素敵な建物。

飛騨高山まちの博物館はアートっぽくて、キレイな場所。


お昼に食べた飛騨蕎麦の店は、残念ながらイマイチだった。

高校の修学旅行で行った時の飛騨高山のイメージはこんなのだったけど、

時代も変わったよな〜
今の高山を楽しみました〜☆