ほっと心和む清流と匠の技「飛騨古川」で感激したこと。 岐阜の旅(8)

飛騨市高岡町の「レールマウンテンバイク ガッタンゴー!!」を楽しんだ後は、
国道41号線飛騨古川バイパスを通って約30分走り、
『飛騨古川』に向かう。
『飛騨』と言えば、前日に行った飛騨高山の観光地をまず思い出すが、そちらは高山市
飛騨市の見所は『飛騨古川』である事を今更ながら今回知った。
飛騨市役所の無料駐車場に車を停めて、飛騨古川めぐり。
(観光の人も駐車OKの広い駐車場。町のマップもここでもらう)

町めぐりは、じっくり歩いて1時間、コンパクトに歩いて30分くらいで回れる。
飛騨古川で一番有名のは、瀬戸川と白壁土蔵街飛騨古川の景色。

静かで落ち着いた街並み。

町の人が清掃して、キレイな流れを保っている瀬戸川。

ゆっくりと時間が流れるような飛騨古川は、長閑(のどか)そのもの!
水路には色とりどりの鯉がいっぱい!

所々で見られる古い家並みも素敵。

日本人しか見かけないし、何より人が多すぎないのがいいかも〜
昔ながらの和ろうそくのお店。

お店の中もとっても渋い!

「飛騨古川」で感激したのは、
プール帰りの小学生達が、観光で歩いていた見ず知らずの私達に、
「こんにちわ〜」って明るく向こうから挨拶してくれた事!
ちょっとした会話も生まれる。
同様に、中学生くらいの男の子も、向こうから挨拶してくれた!

一瞬信じられなかったけど、
昔の日本は確かにこんな感じだったよなー
懐かしいような、とても心温かい気持ちになる。
怖い事件を考えると、知らない人には近づかないように子供には教えてきたし、それが当たり前だと思っていた。
でも、望むのはそうじゃないのよね…
子供が挨拶する町っていいな。
できることなら、ずっとこのままの飛騨古川であってほしいと思いました〜☆
街歩きの後は、「飛騨の匠文化館」に入ってみる。
入館料300円
『木造建築の歴史をつくった飛騨の匠の技と術』を見たり体験できる施設。

大工道具の展示
大工道具の三種の神器は「差金・墨壺・手斧(ちょうな)」らしい。

木組み展示コーナー
「継手」「仕口」の技体験コーナーでは、実際に継手を分解したり組み立てたりして遊べる。
これがなかなか凄い!

寺社建築で使われているような木の組み継ぎは、引っ張る方向によってはするりと分解できるが、
縦横にはがっちり組み合わされてびくともしない。

まるで不思議な知恵の輪のようでした!
見た目美しく、一見シンプルだけど実は複雑な匠の妙技「千鳥格子」にも感激。

飛騨の匠文化館そのものも、技を受け継ぐ地元の大工さんによって建てられたもので、
柱や梁など池の重要な部分には釘、ボルトなどの金具は一切使わず、木口はすべて組手や継手を用いているとのこと。

2階の和室の小窓から見る瀬戸川と白壁土蔵もいい感じ。
飛騨の匠の技、予想外に面白かったです〜☆
遅めのお昼ご飯にたまたま入った、飛騨市役所近くの小さいお食事処。
これまた名前は「匠(たくみ)」

飛騨牛のつけ蕎麦と、

飛騨牛の肉うどん。

お肉のダシでいいお味でした♪
飛騨牛メニューがいろいろあって、他にも飛騨牛カレーやどんぶりも美味しそうでした。
ご夫婦でやられているほのぼの温かい民芸調のお店。
奥様の接客が優しくて、愛想が良くて、気持ちがいい。
なお一層、ほっと心和む飛騨古川となりました〜☆
岐阜の旅、終了。