大正ロマン『川西市郷土館』 「繕い裁つ人」の南洋裁店そのまんま!

多田銀銅山に行く前に立ち寄った「川西市郷土館」

入館料300円(駐車場無料)
川西市のだいぶ猪名川町寄り、能勢電鉄山下駅から徒歩15分の場所。
国道173号線を北に向かって、一庫ダムに上る手前を東に少し入る。
細い住宅地の道に入ってはいくが、「川西市郷土館」を回り込んだ裏手には充分な広さの駐車場あり。
入館料300円(駐車場無料)
川西市郷土館」を知ったのは、今年初めの映画「繕い裁つ人」のロケ地であるということから。

中谷美紀の演じる頑固な仕立て屋さん・市江が営む南洋裁店と、それに関わる人々のお話。
じんわりと心が温かくなるような映画でした。
神戸の街を中心にオールロケで制作されたらしい。
川西市郷土館」には、南洋裁店がそのまんまあった〜!

特に、内部の光や空気感が、びっくりするくらい映画と全く同じ!

もちろん、外観も素敵。
これは、映画を見た人には嬉しく、超感激もんです♪♪
【旧平賀邸】は大正期に川西市の小戸に建築された英国風カントリーハウスを移築したもの。
化学者であった平賀義美博士が建てたもので奥には実験研究棟もあり。

後先になったが、『川西市郷土館』について。
4つの建物と銅の精錬所跡やお庭があり、結構広い!

建物内部もほぼ全部自由に見て回ることができる。
大正期に銅の製錬で財をなした旧平安邸(和風住宅)・洋館の旧平賀邸(南洋装店ロケ地)・
ミューゼレスポワール(美術館)・アトリエ平通とバラエティーに富んでいる。
入館してまずは【旧平安邸】に入り、郷土館の人に館内の説明をしてもらう。

その後、音声テープで建物の解説を聞く。
数寄屋風造りの旧平安邸は、贅を尽くされた伝統的な日本建築の民家。

和風だけど華やかな大正の雰囲気もあり、中でも私は照明に惹かれました。

蔵は展示室となっておて、「繕い裁つ人」の衣装展示があった。
中谷美紀が着ていた仕事着!

杉咲花が着ていたワンピース!これ大好きだったのよね〜♪

現物見れて、とても嬉しかったです♪
ちょっと不思議な、お箸(一色八郎コレクション)もあり。

旧平安邸を一旦出ると、北側には精錬所の名残を見ることができる。

旧平賀邸の回りの庭園も素敵でした。

ミューゼレスポワール川西市ゆかりの画家、青木大乗と平通武男の作品を展示)

アトリエ平通では、絵画教室などやってるみたい。

今年になるまで、全くその存在を知らなかった「川西郷土館」
名前が超シンプルなせいもあって、なんか退屈でつまらならそう?!
いえいえ!!とんでもない!
行ってみると、いい意味で予想を超えた、とても素敵な施設でした〜♪
300円の価値は充分あると思う。
静かでゆったりとした穴場的雰囲気も良かったです〜☆
マッサンのロケもあったのね〜

6/7(日)には東谷ズムって、楽しそうなイベントあるみたいね。

ポスターよく見ると、
ここで行われるミニ演奏会に出演予定の悠々弦楽四重奏団(映画にも夜会のシーンで御出演)
『4人合わせて321歳のカルテット』っていうのに一番驚いたよ〜(笑)
川西市郷土館】
川西市下財町4番1号
072-794-3354