丹後半島ぐるり(4)ちりめんの町・与謝野

天橋立に行く前に立ち寄った京都府与謝野町

「昭和モダンとシルクの里」「鉄幹・晶子ゆかりの町」というのが与謝野町のキャッチフレーズ。
与謝野町は、与謝野鉄幹の父・礼厳の出身地ということ。
な〜るほど。
また、丹後ちりめんで栄えた町でもある。
丹後ちりめん歴史館へ

老舗の織物会社の跡地に昭和初期の面影を残して作られたミュージアム
(入場無料)

外観は飾り気なく、工場っぽい〜
丹後ちりめんができるまでの工程を紹介

大正時代に使われていた織り機や、昭和初期の珍しい八丁撚糸機などを展示。
小鼻の洗顔用に繭玉ももらう。

シルクショップも広い

高級な絹製品からお安いグッズまでいろいろあった。
丹後ちりめん歴史館近くの与謝野町ひまわり畑にも行きたかったが、
今年は大雨で流され、8月早々に終了していた。
町の中心部にある「ちりめん街道」へ
ちりめん街道の北側入口にある旧加悦町役場(今は与謝野町観光協会が入る)

モダンな佇まいの木造洋館
ここで車を停め、ちりめん街道マップをもらう。
ちりめん街道の散策。

静かで趣のある旧街道

商家や医院、銀行などかつての賑わいを想像させられる。

江戸時代の生糸ちりめん商家・旧藤尾家住宅

中を見て回ることができる(入館料200円)
受付の人が軽くガイドしてくれる。
季節ごと部屋のしつらいが変わる和室

展示してある着物も四季で変えるとのこと。

江戸時代末期に建築され、明治大正期に蔵や座敷を増築。
(内蔵の中でちりめん街道や藤尾家の歴史などのビデオを観賞できる)

昔の生活用品も数多くあった。
昭和期にはさらに洋館部も建築される。

まさに、昔のお金持ちのお家〜
便器さえも優雅であった。

昔は代々町長を勤めた藤尾家、今は宮津市で袋屋醤油店の経営をしてると聞く。

宮津ではメジャーなお醤油らしい。
まろやかな「ふくろや醤油・あしぎぬ」(地元のスーパーで購入)

「道の駅シルクのまち かや」で軽く昼ごはん
たべそ赤米麺うどん

「たべそ」って初めて聞く名前。いったい何??
幻の赤米と言われる、丹後古代赤米を玄米のまま製粉して作られた麺。
与謝野町三河内の地名「田餅曽(たべそ)」より名付けられる。

10月初め、うめだ阪急に行くと、たまたまやっていた丹後フェア

そばのような、うどんのような、不思議なたべそ。
もう一度食べてみたくなって買ってしまいました。

(今に生きる究極の味らしい…)