生野銀山(1)1200年の歴史とロマンの坑道 兵庫 朝来市
天空の城「竹田城跡」に行く前に立ち寄ったのは、
同じく兵庫県朝来市にある史跡「生野銀山」
807年に発見され、室町時代より本格的な採掘が始まった生野銀山
長き時代の変遷を経て、昭和48年に閉山となった。
メインの観光坑道は約1km
30〜40分かけて坑道の見学ができる。
鉱山の雰囲気あるある!
幅広くはない坑道だが、足元は良く整備されていて、車椅子やベビーカーOKのバリアフリー。
危険な場所も特にない。
びしょびしょはしているが…
ペットの入場も可。
(ペットが銀山に入って喜ぶかどうかは別にして…)
気温は年間を通してあまり変化しないようなので、夏場は涼しくていいかも〜
ゆえに、ワイン貯蔵庫もあった。
江戸時代に最盛期であった生野銀山
江戸時代ゾーンでは、昔ながらの手彫り手作業の採掘風景があり、人形を置いて分かりやすく再現している。
お顔がハンサム過ぎー(笑)
近代ゾーンでは、明治以降機械化された採掘を見ることができる。
ちょっとした爆破体験もできるし、
巻き上げドラムも迫力あった。
歴史とともに進化した、様々な採掘技術や装置を知ることができる。
私が一番心に残ったのは、シュリンゲージ
鉱脈は、1枚の板のようなもので、その長さは1kmにおよぶものもあるらしい。
地下から噴出している鉱脈を破砕し、落としていくと、細く深い空洞ができる。
暗く底の見えない深淵に吸い込まれそう〜
地底ロマンにドキドキ
ディズニーシーのセンターオブジアースを思い出すが、作り物じゃなく本物の石に囲まれているのがなんとなく嬉しい。
出口が鳥居の形になっているのは、採掘現場の安全を祈願ずる為。
坑道から出て、外の露天掘跡も見に行く。
鉱脈が地表に現れたれた露頭から地中へと、トントンカチカチ掘り進む根気のいる作業。
常に危険と隣り合わせのトレジャーハンティング。
昔の人が作業の合間に岩に掘った仏像画跡もあり、その念が思われる。
地球と人間の歴史、いろいろ感じました〜☆