清流と、昼間に楽しむ郡上おどり「郡上八幡」 夏の岐阜(2)

川島SAのオアシスパーク「アクア・トトぎふ」から
「郡上八幡(ぐじょうはちまん)」へ。
郡上市八幡町は岐阜県のほぼ中央、
山々に囲まれた町の中には長良川の支流である清流・吉田川が流れる。

観光案内所の入った「郡上八幡旧庁舎記念館」で、ガイドマップを貰って街中を散策。
昭和初期まで役場として使われていたレトロな建物。

こちらには郡上八幡の名産やお土産も置いてあり、軽食処もあった。

郡上八幡と言えば!
『水』と『郡上おどり』
本町にある湧水「宗祇水」は環境省選定「名水百選」の第1号として指定された名水。
郡上八幡のシンボルであり、最も有名な水スポット

室町時代の古今伝授の古事を伝える。
街の中には水路が張りめぐらされて、澄んだ水の流れをあちこちで見ることができる。

今でも炊事洗濯に水路の水を使用している家庭もあるとのこと。

家々の狭間にある「やなか水のこみち」は涼しげ〜

旧庁舎記念館すぐ近くの「いがわこみち」も風情があり良かった。

雨上がりで、水が溢れんばかりの水路のそばを歩く。
うっかりすると落ちそう〜

魚が悠々と泳ぐ〜

吉田川では夏になると、子供たちが度胸試しとして橋から飛び込む。
(テレビでしか見たことないけど)

「新橋」では、【不慣れな方のむやみな飛び込み自粛】の注意書き〜

綺麗な水だからこそ、水と共に生活している町だな〜と思いました。

もうひとつの観光ポイント『郡上おどり』を知るために、「郡上八幡博覧館」に入る。

郡上八幡の歴史や生活文化、技・アート、踊りなどを展示紹介するミュージアム
(車は郡上八幡博覧館近くの駐車場に停めていた)
400年以上の歴史を持ち、日本三大盆踊り、日本三大民謡のひとつであり、(そんなのあったのね〜)
重要無形文化財でもある『郡上おどり』(民謡は郡上節)
夏の夜、盆踊りは32夜続く!日本一のロングラン!(今年の日程はこちら→★
お盆の8/13〜16には朝まで踊り明かす「徹夜おどり」があり、圧巻とのこと。
さらに観光客にもオープンな盆踊りで、誰でも踊りの輪の中に入っていけるらしい。
阿波踊りっぽいのかな?)
郡上八幡博覧館のイチオシは、
郡上おどりの実演が季節を問わずに毎日楽しめて(1日4回)、気軽に体験できるコーナー!
ほんとは、夜に実物の郡上おどりを見て、できれば参加したいところだが、
郡上八幡にはお昼のみ滞在予定だったので、これはありがたい〜☆
キリリと浴衣を着たお姉さんが、郡上おどりの特色を解説してくれて、踊りを披露。

状況に合わせて曲は10種類あって、踊りにもバリエーションあり。
(かわさき・春駒・三百・ヤッチク・古調かわさき。げんげんばらばら・猫の子・さわぎ・甚句・まつさか)
下駄の音がカラッカラッとアクセントになり、テンポよく、お見事!!

さらに、踊りのうち比較的簡単な「かわさき」を指導してくれる。
当然、見ているみんなで一緒に踊ってみる!
(座ったまんまだけど)
気分も盛り上がって、とっても楽しかったです♪

博覧館では、郡上八幡の伝統工芸品や名産も見いろいろ展示されていた。

食品サンプルって、大阪のイメージだったけど、郡上八幡も有名だったのね〜

街中には見て面白いサンプル工房もいくつかありました。
お昼ご飯に鰻食べたかったけど、連休中でどこのお店も凄い行列だったので、うどん屋さんへ。
私は普通の天麩羅うどん、夫は郡上八幡冷麺(みたいな名前の…)

観光客は結構多かったけど、
汚れない清流で洗い流されたかのようにどこも清々しく、
昔ながらの町並みも見られ、ほっと懐かしい日本にいるような、いい街でした〜☆
下から見上げただけの郡上八幡城。

ちなみに、
日本三大盆踊りとは、西馬音内の盆踊り(秋田県羽後町)、郡上おどり(岐阜県)、阿波踊り徳島県)。
日本三大民謡とは、磯節(茨城県水戸市茨城県大洗町)、 阿波踊り徳島県)、郡上おどり(岐阜県)、花笠踊り(山形県)のうち三つ。
(民謡と踊りが混合してしまっている部分があるため)