萩の宮「梨木神社」と、「廬山寺」の桔梗 京都

秋の心地良い季節となり、京都で萩の花を見る(9/18)

京都御所の東側、「萩の宮」と呼ばれる梨木神社(なしのきじんじゃ)へ。
府立医大のバス停を降りてすぐ。
拝観無料

明治維新に大きく貢献した三條實萬・三條實美父子を祭神とする。
境内には約500株の萩が植えられており、こんもりと優しく咲いていた。

ピンクの萩は満開すぎくらいだったが、白の萩はこれからのものが多かった。

梨木神社では、9/20〜23には萩まつりがあり、
奉納行事や茶会、俳句大会が賑やかにとりおこなわれるようだが、
その前だったので人は少なかった。

できれば静かでひっそりとした京都が好きなので、私にはちょうどいい。
こじんまりしていて、緑が多い。
空気が清らかで雰囲気もいい。

お公家さんの神社なので、どことなく華があって、雅な感じもする。
萩の咲く梨木神社で、涼やかな秋を感じました〜☆

梨木神社境内の井戸の水は「染井の水」と呼ばれ、京都三名水の一つとされる。
京都三名水(醒ヶ井・県井・染井)のうち、現存するのはここだけ。
近所の人らしきおじさんやおばさんがペットボトルをたくさん持ってお水を汲みにきていた。

夏に梨木神社の前を通った時、
南側の鳥居の所が工事中で「神社が改装中なのかな?」と思っていたが、
なんと、神社の正面(鳥居と鳥居の間の参道部分)にマンションが建設中で、とても驚いた。

御所にもすぐ隣接した場所だし、まさか〜って感じ。
諸事情があるみたいね。
工事現場の看板にあったマンションのコピーは、
『信長、秀吉、家康さえも、頭が上らなかった地』!!
すごいです…
梨木神社を出た後、
「桔梗が見頃です」という案内につられ、
真向かいにある「廬山寺(ろざんじ)」にも立ち寄る。
拝観料500円。

天台宗圓浄寺系の寺院、紫式部の邸宅址であり、源氏物語執筆の地。
鬼おどりの節分行事も有名。

紫式部ゆかりの地らしく「源氏庭」と名づけられた枯山水の平庭に桔梗が咲く。
桔梗の見頃は結構長くて、6月中旬〜9月下旬頃までらしい。

白砂が敷かれ、緑の曲線を描く苔地の中に、紫の桔梗が凛と立つ。

広くはないお庭だけど、清楚できれいでした〜☆