大衆演劇初体験。めちゃ楽しい!池田 呉服座

池田駅から歩いて約5分、栄本町にある呉服座
呉服神社は「くれはじんじゃ」だが、ここでは「くれはざ」と読まず、「ごふくざ」と読む。
落語みゅーじあむのお向かい。

以前は映画館の池田中央シネマ1・2であったが、2年前に芝居小屋の呉服座に変わった。
江戸時代から存在した歴史ある呉服座が41年ぶりに復活。
もとの呉服座は、昭和44年まで西本町にあった。
江戸時代の芝居小屋の建築様式を残す数少ない建築物として、今は愛知県の明治村で復元公開されている。
国の重要文化財に指定されているらしい。
その優れた建築様式を一部再現して建てられているのが、現在の池田呉服座
・・てなことは、知っていたが入ったことなかった。

大衆演劇や旅芝居系って、年配の人が見るものだと思っていたから。
しかし、それは間違いであった!!
Iちゃんから、行ってめちゃ良かったよ〜と聞いて、夜の部に連れて行ってもらう。
当日券購入、池田市民割引きで-300円の1600円。
映画館時代を思い出させるこじんまりとした座席。桟敷席もあり。

開演の20分前に行って最前列に座る。
お客さんは若いお嬢さんからおばあちゃんまで、思ったより幅広い!
8月公演は『新生真芸座』 座長・哀川昇
演劇とショーの2部構成。
この日の劇の演目は「『楢山節考(ならやまぶしこう)』 姥捨て山のお話
渋い・・

正直、初めは大げさな時代劇に引き気味であったが、
(子供の頃、母に連れられて行ったヘルスセンターでの余興を思い出したり…)
見ているうちにどんどん惹き込まれた。
役者さんの感情こもった演技、近さゆえ伝わる息遣いに、ぐっと心を掴まれた。
不覚にも涙が出てきてしまった。
使っているBGMも今の曲で、題材は古典的だが、お芝居としては古臭くないかも〜
その後、役者さん自らの前売り券販売や、プロマイドの当たるクジなどで楽しむ。
休憩を挟み、ショーが始まる。

演劇の時は写真撮影は禁止だが、ショーの時はなんぼ撮ってもいいと聞いたので、カメラも用意する。
(前もってチケット売場のおばちゃんに尋ねておいた)
歌って踊って、煌びやかなショー
本格的な日本舞踊から、若いダンスまで迫力あり。

演歌からポップス、ロックまで曲は幅広く、テンポ良く進行する。
衣装は華やかな和服
何よりも素晴らしいのは、女形の美しさ!

女より女っぽい妖艶さ。

うっとりする色っぽさ。

男と女がシンクロして。

セクシーショットもあり。

特に、座長の哀川昇さんの七変化には目を見張るものがあった。

新しいけど古い、古いけど新しい。
出演している人も皆さん若い。

中には少々ゲテモノ系もあったが…

新感覚の大衆演劇ってすごいわ!
その不思議なる美しい世界を間近で見ると、現実から心飛んでいくような気がした。
4歳の男の子の踊りは、可愛いお人形みたいで感激!

おひねりを入れてもらう様

客席に座って触れ合う様

近くでカメラを向けると踊りながらいいポーズしてくれる。

実距離も、役者さんとお客さんの心の距離も、すべてが近い!
さらに、お芝居もショーも日によって出し物が異なるらしい。それってすごい。
今まで見てきた、演劇、ミュージカル、宝塚などとまた違う。
この歳になって、また新しい世界が私の中で広がり、
それがとっても嬉しかった〜☆

すべての演目が終わって、劇場を出る時は役者さんがお見送りしてくれる。

記念撮影したり、おしゃべりしたり、とってもフレンドリー!

『新生真芸座』は9月は八尾で公演するらしい。
午後6時開演から始まり、気分良くハイテンションで劇場を後にしたのは10時。
こんなに長く1600円で遊べて、映画より安いなんて信じられない〜☆
Iちゃんを通してだけど、素晴らしく楽しい大衆演劇の魅力を教えてくれたKちゃんありがとう。
また、是非行きたいと思っています♪