石垣が美しい石の城「丸亀城」 香川県丸亀市

香川つながりで… 『丸亀城』
これも約30年ぶりで、去年行ったもの。

標高66mの亀山に築かれた平山城
生駒・山崎・京極の3大名家により作られたもの。
「石の城」と形容される名の通り、石垣の名城として有名。
丸亀城の本丸天守は、現存天守閣12城のうちのひとつ!
三層三階の日本一小さな現存木造天守
お堀の内側にある丸亀市立資料館に併設された無料駐車場に車を停め、
番所長屋を横に見てお城に向かう。

大手二の門から見た丸亀城。(こちらが表)

大手門から山上に向かう緩い山道は、見返り坂と呼ばれる。

お城をぐるっと囲む城壁脇をゆっくり歩きながら、石垣を愛でる♪

三の丸北側の石垣の「扇の勾配」なる曲線美は、算木積みされもの。

二の丸近くをぐるっと回る。
どこを見ても惚れ惚れとする美しい石垣。

ちょっとした遺跡を見るような、いい感じ。

普通に近所の人がお散歩に来たりしている。
ワンコの連れの人もいたり。

中層の三の丸下段でも結構な高さがあるが、

石垣に手すりがなくて、際に立つと落っこちそうでドキドキ足が竦む。

でもお散歩中のワンちゃんは全然平気で、石垣の切り立った角に立ち、遠吠えしてたのが印象的。
慣れたもんなんや〜
丸亀城の石垣は、主に築城技術が最も発達した1640年代に築かれた。
城内には、時代の流れに合わせて、野面積み、打ち込みハギ、切込みハギなど様々な石積みがある。

このうち丸亀城で一番多く見られるのは打ち込みハギ(布積みとも呼ばれる)

大きな石の中には刻印の入ったものや、石を割った矢穴の跡や、石の表面を加工したノミの跡などが見られる。
昔の重機のない時代、専門技術と人力によって造り上げた石垣に思いを馳せる。

山上の最高所にある本丸。
一生懸命登ってきた後に見る丸亀城天守は、驚くほど小さい!!

でも、石落や狭間もあって、ちゃんとしたお城!
唐破風や千鳥破風で意匠を凝らしていて、白くちょこんと可愛いのだ〜
本丸への入場料は200円だが、
麓のお土産屋さんや丸亀市内あちこちに50%割引券を置いてあるので、実際は100円だった。(H26年)
お城の中は、「現存天守閣あるある」の、急勾配の木の階段。

3階はとても狭いが、歴史を感じる渋い雰囲気。

北向きJR丸亀駅方面には、丸亀港、瀬戸内海が見える。

もっと天気が良ければ、瀬戸大橋や瀬戸の島々を見渡すことができると思う。
天守を出た二の丸の平場(曲輪)から見た讃岐富士・飯野山が煙っていた。

悲しい伝説のある二の丸井戸は、覗くとちょっと怖い…

丸亀城のすぐ南側に見えた母校・丸亀高校

高校時代カップルでお城に行くと別れるという噂があったなー
よくある、カップル別れるスポット『あるある』言いたい(笑)
当時は丸亀城の石垣にこれっぽっちも興味がなかった。
『石垣を愛でる♪』日が来るなんてなんて、昔の自分が知ったらびっくりやな。

受験勉強に通った資料館も変わらずあって、嬉し懐かし〜