年に一度開く島・こどもの神様「津嶋神社」の夏祭り 香川県三豊市

今週初め、香川に車で帰省する。

瀬戸内海沿いの浜街道多度津から詫間へと走っていると、
海岸から突き出た橋の上を渡っている人々が見えた。
そうや〜今日は5日で『つしまさん』や!
8/4、5の「津嶋神社」夏季例大祭の一年に2日間だけ、
小島への橋が架けられ、歩いて渡る事ができる。
小島に鎮座する「津嶋神社」は、こどもの神様として地元では有名。

前に橋を渡ったのは、遥か昔、私自身が小さい子供の頃。
父に抱っこされて渡ったかな…
記憶もおぼろげで、どんなんやったか全く思い出せないので、行ってみる。
駐車場は無料だが、橋通行料は300円(子供100円)

前日の4日の夜は花火も打ち上げられ混雑したかなと思うが、5日の午後はほどほどの人出。
それでも、小さい子供や赤ちゃんを連れた参拝客が次々と訪れる。

約250mの「つしまばし」

海を渡る橋の上では、磯の香りの風が緩やかに吹く。

普段はコンクリートの枠だけなので全く通行できないが、
お祭りの時はきっちりと隙間なく板を渡してあるので、足元は案外いい。

子供さん連れでも、ベビーカーでも楽に渡ることができる。
(ただ、横の柵はスカスカなので手を繋いで歩かないとね〜)

小さい島の中はお参りをする人で賑やか。
本殿の麓では子供太鼓に合わせて三豊の獅子舞が披露されていた。

石段を少し上って本殿へ。

本殿の中では子供が健やかに育つ事を祈り、祈祷も行われていた。

御神輿

お面を被った巫女さんによる舞の奉納も面白い。

神聖で粛々とした中にも、子供さんが多いせいか、何だか元気で明るい気分になれる津島神社
島の海岸では子供たちが水遊び。

年に一度だけ海を渡ってお参りするというのも、ありがたみがある気がするし、ロマンチックね。
規模は全く違うが、広島の厳島滋賀の竹生島と同様、ここも神の島と呼べると思う!

そして、鉄道マニアにとってレアなのが、
最寄の臨時駅、JR四国予讃線「津島の宮駅」

日本一営業日数の少ない駅!(年に2日)
ちょうど年に一度の営業ダイヤも終わって、小屋のような駅の周辺が片付けされていた。

「つしまのみやえきちゃん」の看板と、終わって休憩している職員さん。

ゆるさもいいし、ほのぼの気分になった「つしまさん」でした〜☆
駅を通過する特急。

ちなみに、3年前の何もない時に行った様子は、こちら→☆