奥琵琶湖を一望「賤ヶ岳古戦場」 滋賀 木ノ本

余呉湖の徳山鮓を出て、
「賤ヶ岳古戦場(しずがたけこせんじょう)」に向かう。

木ノ本ICからは車で約5分、賤ヶ岳リフト乗り場に到着。
織田信長亡き後、羽柴(豊臣)秀吉と柴田勝家が後継者をめぐり激しく戦った歴史的な地。

標高422m、余呉町との境界にあって琵琶湖八景の一つでもある景勝地
秀吉旗下の「賤ヶ岳の七本槍」の活躍はこのときの武勇伝であり、
リフト乗り場には7人の名前の旗がはためいていた。

リフトに乗って賤ヶ岳山頂まで10分。
緑深い中をぐんぐん登る。

一人乗りのスキー場のリフトと同じなので開放的で、しっかりつかまってないと落ちるかも…
傾斜はかなりきついと思うが、歩いて登るコースもあるようで、山道を歩く人も見かけた。
リフトを降りて10分くらい歩いて上る。

ほどなく奥琵琶湖の素晴らしい景色が見えてきた。

さらに登って山頂の展望台まで
賤ヶ岳合戦の戦跡碑や戦没者の碑もある
山頂では北の眼下に余呉湖を見下ろす。

南に琵琶湖や竹生島、湖東の風景

南東には小谷山、虎御前山

木々の間から、ぐるりと奥琵琶湖を一望。
気持いい〜
しかし、今は美しく静かな眺望だが、昔の合戦では余呉湖が真っ赤に血で染まったという。
合戦の様、兵士の動きがここからならさぞやよく見えたのだろう。

この合戦で勝利を収めた秀吉は、後に天下人となった。
想像の中で、テッペンに立ち、作戦を立て、思いのまま兵士を動かしてみる。
そんな妄想を膨らますことのできる地形と眺望の賤ヶ岳古戦場でした。