ちょこっと熊野古道(1) 熊野本宮大社

9月の台風によって甚大な被害を受けた紀伊半島
東日本大震災とともに、心痛み悲しかった今年の出来事。
12月の上旬、和歌山では「負けるな!!和歌山」「元気で営業中!」「蘇る聖地!」
というポスターやパンフレットを多く見かけた。

和歌山県内の観光地への交通アクセスは道路・JRとも通常どおり行けるとのこと。
南紀白浜から国道311号を通って、熊野本宮大社に向かう。

通ったのは快適で走りやすい中辺路。
それでも、道路工事による片側一車線通行の箇所が結構多かった。
安全にはドライブできるのだが、自然の驚異を見せつけられるような土砂崩れの爪跡をあちこちで見た。
早く完全な復興となるよう、心から願います☆
熊野三山熊野古道は、高野山とともに「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されている。
熊野三山とは、熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社
熊野本宮大社は、熊野詣の中心的存在。
鳥居をくぐり、静かな森の石段を登る。

大注連縄が大社っぽい〜

古式ゆかしく神聖な雰囲気

檜皮葺きの社殿は厳かな佇まい。

ただし、現在中央の社殿の屋根の葺き替え工事中。
(42年ぶり。平成22年9月〜平成24年2月)

順次、4つの社殿で次行われた後、神門・鈴門・瑞垣なども修復工事となるらしい。
(今年はこんなの多いな・・・出雲大社は平成の大遷宮中だったし〜)
それでも、荘厳で美しいお屋根は見ることができた。

神々しく、悠久の歴史をゆるりと感じる境内
境内の片隅にある、苔むす「和泉式部祈願塔」

まあるい形がどことなく雅〜
熊野三山のシンボルと言えば、神武天皇ゆかりの八咫烏(やたがらす)

三本足の八咫烏の旗が勇壮にはためく。

サッカーお守りもいっぱいある。
なでしこジャパンの選手のサインや写真もいろいろあったし〜
実際に投函できる八咫ポスト

黒ツヤツヤなレトロ感が素敵。
上に乗るやたがらすクンが手紙を運んでくれる…わけではないけどね(笑)