大徳寺 塔頭めぐり(4) 秋の特別公開「総見院」京都紫野

大徳寺塔頭の中で芳春院と同じく普段は非公開だが、
訪れた時ちょうど拝観可能だったお寺へ続けて行ってみる。
秋の特別公開
総見院(そうけんいん)」2011/10/8〜12/3
「黄梅院(おうばいいん)」2011/10/8〜12/4
「興臨院(こうりんいん)」2011/10/8〜12/11
拝観料は各600円だが、3つセット券で1500円と割引あり

まずは、
総見院

織田信長菩提寺。信長の一周忌に際して豊臣秀吉が建立。

見ものは、「信長公木像」の公開
威厳ある堂々とした木像だった。
らんらんとした眼の輝きが印象的。
総見院の中を一通り案内してもらいながら、詳しい解説を聞く。
本殿の中は写真撮影不可だったが、境内はOK。

信長公一族のお墓


中央にあるのが信長のお墓

偉大なる信長の墓は日本中あちこちにあるらしい・・・
(そうえいば、今年春には安土桃山城跡でも見たわ。)
加藤清正が朝鮮からもちかえった石で作られた掘り抜き井戸は今もなおこんこんと湧き出ている
秀吉が愛したという侘助椿

凝った造りの広い茶室が三室あり。
大徳寺茶会では秀吉が総見院の方丈で茶を立てたらしい。

使い傷んだ茶筅を供養する茶筅塚もあり。

大徳寺の茶面(ちゃづら)』という言葉も教えてもらった。
創建時そのまま存在する正門、土塀、鐘楼。
土塀は「親子塀」といわれる二重構造。
鐘楼はなだらかな足元がキレイ。
案内の人の説明が分かりやすく丁寧だったせいか、
結構見る所多いなーと思った、総見院でした。