爪に優しい胡粉ネイル 上羽絵惣 京都燈籠町

京都四条烏丸から南に10分ほど歩いた高辻東洞院日航プリンセスホテルの角の斜向かいを少しだけ下る
燈籠町にある画材顔料の老舗「上羽絵惣(うえばえそう)」
趣ある造りのお店

歴史を感じさせる渋〜い看板

前から気になっていた「胡粉(こふん)ネイル」を買いに行く。
胡粉」とは、日本画の重要な白い絵具。
日本人形や能面、障壁画などに使われている。
原材料はホタテの貝殻であり、五色豆の彩りにも使用され、安全安心な顔料。
その「胡粉」を活かした「胡粉ネイル」
有機溶媒を使用せず、刺激臭がない。従来のリムーバーが要らない。
爪に優しく、通気性がある。
・・らしい。

実際どんなものか使ってみたい!というわけで、
上羽絵惣に入ると、
昔ながらの店舗の中には、そこだけ雰囲気が異なるネイルコーナーがあった。

お姉さんから詳しく説明を受けながら、試してみる。
(話しやすくて、いい感じのお姉さん)
思った以上に、いろ〜んなカラーバリエーション!

パールやラメはないけど、キレイな色合い。
シンプルで鮮やかなカラーは、やはり絵の具を思い起こさせる。
粘度は低く、さらっとした使い心地。だから、速乾性あり。
塗ったネイルは、除菌用アルコールでも、お湯でも落ちるとのこと。

いろいろ迷って、
カラーバリエーションの中から、ピンク系とベージュ系。
クリアのピンク系と、クリアトップコート、を選ぶ。
4本買うと、クリアの「白光(びゃっこう)」が1本プレゼントされ、5本を専用ケースに入れてくれる。

「白光」は基本の胡粉ネイルで、ベースコートや、爪の保護用。
梅田の阪神などいくつかの百貨店などにも「胡粉ネイル」置いているらしい。
京都文化博物館での「京の小袖展」のお土産コーナーにも何個かあった。)
でも、「白光」プレゼントは、上羽絵惣店舗とネット通販のみのサービスとのこと。

実際に、胡粉ネイルを買って帰って、使ってみた感想は、
確かに爪に負担がなさそうで使用感が心地良く、塗るのも簡単。
(ただし、カラーバージョンは完全マットなので、ムラなく綺麗に塗るにはテクニックを要する)
そして、ネイルはかなり取れやすい!
お風呂でシャンプーするとほとんど取れる。
今までのネイルと全く別物!
重ね塗りはしやすいし、お出かけ前にちょこちょこっと塗るのに便利。
リップクリーム感覚で、爪がパサつく時に上から上から、塗ることができる。
気軽な保護ネイル的な感覚か。
日常のネイルケアという位置においてみたい。
ホタテの貝殻に有するミネラル(Ca、Mg、Znなど)が爪の保護保湿に効果あるそうだが、
しばらく続けてみて、効果のほどを確認したい!
爪が薄くて弱いので、何もしないとすぐ2枚爪になっちゃうから。
これから乾燥の季節、継続使用の成果が楽しみ〜☆