賛否両論〜理解不能の珍スポット「養老天命反転地」

先月行った岐阜の「養老公園」
養老公園は養老の滝を中心に、
遊歩道やこどもの国、テニスコート、キャンプ場などいろんな施設のある広い公園。
(駐車場代300円)
芝生広場はごく普通に静かでの〜んびり。

公園内にある「養老天命反転地」に入る。
(入場料:この日は一部工事中で520円、通常は750円)

これが、かつて見たことのない珍スポットでした〜☆

好き嫌いが真っ二つに分かれる!
非常にインパクトの強い公園、というかミュージアム
養老天命反転地」を一言で言うと『身体で直接体験できる芸術作品』
荒井修作+マドリン・リギンスの構想を実現した実験的なアートプロジェクト。
水平垂直を極力排除し、複数の人工的な地平線を配するなど、
人間の持つ平衡感覚や遠近感に揺さぶりをかける仕掛けが施されている。

・・と、パンフレットに載っているのだが、
それ以前にパンフの内容も大半が理解不能

とにかく、摩訶不思議な日本地図や構造物ばかり!
ネーミングも変〜
極限で似るものの家

陥入膜の径

白昼の混乱地帯(こっちが混乱…)

運動路

地霊

昆虫山脈

アートとはこんな狂気的なものなんだろうか?
そして、地面がどこもここも斜め。
歩きにくい!

転げ落ちそうな場所も多々あって、実に危なっかしい。
ミュージアムショップではヘルメットの無料貸出あり)
細い通路をずんずん進むと、

結局は行き止まりだったりして、こちらの平凡な予想を軽く裏切る。

それでも、
こりゃどんなに頑張っても理解することは不可能〜!と割り切って、
ぐにゃぐにゃな世界に身を委ねると、
意外や意外、
な〜んか面白くなってきた!

整然とした世界の概念をこの際ちょっと置いといて、
何にも考えないで、な〜んとなく見て、ふわふわ歩くと、楽しめます!

私が、自分で勝手に想像したのは、
伏せたお椀のように外側に丸くふくらんで弧を描く日本を、
ペコっと内側に凹ませて、(傘がひっくり返ったようなイメージ)
ぐちゃっと混ぜたら、こんな世界になりそう!
愉快な空想ができました♪

ところが、
私は予想外に楽しんでいたのに対して、
物体がきちんと並んで安定した状態であることが好きな夫は、居たたまれなくなったらしい。
気分がすっきりせず、落ち着かないので、早く出たいと言う!
(分からんでもないけど…)
もう二度と行きたくないという夫と、もう一度見てみたいなと思う私。

賛美両論、バチっと分かれる「養老天命反転地」でした〜☆