桜の京都で「写経&精進料理体験」 法住寺

4月初めの気持ちよく晴れ渡った春の日、
桜満開の京都へ行く。

京都駅からタクシーに乗り、
三十三間堂すぐ近くの「法住寺(ほうじゅうじ)」へ。

先月買った「ツウ好みの京都本」で見て、行きたい!と思ったお寺。
写経と精進料理が合わせて3000円で体験できる。(3日前までに要予約)
10時半or11時から写経を初め、その後、精進料理の方丈膳をいただくというコース。
(写経のみは1500円)
法住寺は誰でも拝観できるが、観光寺院ではないので、人が少ないのがいい!

花見客でごったがえした京都駅が嘘のように、静かで心落ち着く超穴場でした〜☆
写経のご案内および流れはこちら→★
本堂でお参りした後、受付。
住職の説明を聞きながら阿弥陀堂に案内してもらう。

お香で身体を清め、輪袈裟をかけて、机の前に座り、いざ写経。
お釈迦さまの教えである般若心経を写す。
お手本の上に白い半紙が重ねられ文字が透けているので、その通り模写していく。
手元の経本とも見比べながら、墨をつけた筆を進める。
現実からふと離れ、邪念を払えたかどうかはわからないけど、
とにかく無心になる1時間!
目の前のお庭の緑にも心洗われました。

終わると、自分が書いたものとお手本の下敷きを持って本堂に戻る。
写したお経はご祈祷してもらい、お手本は持ち帰る。

これを使えば、家でも写経できるとのこと。なるほど〜でした。
そして、お経を納めてご朱印をいただく。
ご朱印は去年の初めから参拝記念としてあちこち集めていたのだが、
今回初めて知ったのは、本来ご朱印はお経を納めた証としていただくものであるということ。
ゆえにこの日は正式な形でご朱印をいただけました。

その後、綺麗な奥様に案内されて、別室にて精進料理をいただく。
柔らかい物腰で方丈膳や食事作法を優しく説明してもらう。

脚付きのお膳に乗った雅なお昼ご飯。
肉魚こそないが、天ぷら、煮物、和え物などなど、季節を感じる素朴なおかずがいっぱい!
ヘルシーで美味しかったです♪
精進料理だから、そんなにおなか一杯にならないだろうな〜という予想に反して、
結構な満腹感でした!

奥様から聞いたお話では、毎月第3日曜日は朝10時より定例写経会があるとのこと。
不動さまのお勤め、住職より法話、写経、同様の精進料理が
なんとお得に、会費2000円で参加できるらしい!
これはありがたい〜
他に、ヨガイベントなども行っているみたいね〜
法住寺は、古いだけの堅苦しいお寺ではなく、
どこも手入れが行き届いて清々しく気持ちよかった。

それでいて後白河法皇の御墓所を守る歴史ある寺院であり、どことなく雅。
赤穂浪士大石内蔵助が大願成就を祈ったことより、四十七士の木像もあった。
また、別の季節に「写経&精進料理」しに来たいお寺となりました〜☆
法住寺の裏手には宮内庁後白河天皇法住寺陵があった。

京都の静かな場所の桜吹雪が美しかったです♪

法住寺
京都市東山区三十三間堂廻り655
075-561-4137