石舞台古墳と桜 奈良 明日香村

先週末、奈良の吉野にて大学時代の友人達と集まる。
近鉄橿原神宮前まで迎えに来てもらい車で出発。
途中、15分くらい走って明日香村に立ち寄る。
桜満開の石舞台古墳

拝観料250円
石舞台古墳は、横穴式石室を持つ方円墳。
築造は7世紀初め頃と推定される。

古墳上部の封土が失われて巨大な天井石が露出した姿になっている。
曽我馬子の墓ではないかといわれている。
横から石室内部に入ることができる。

石の隙間から光が差し込み、中は神秘的な空気が漂う。

玄室の長さ7.8m、幅3.4m、高さ4.8m
大小30数個の花崗岩が使用されており、天井に使われている石は北側が約64t、南側が77t、総重量は約2300tという大規模な古墳。
めちゃでっかい石の組み合わせ。
石舞台古墳に来たのは3回目だけど、何度見ても太古のロマンを感じる。
これが現在まで残っていることも、すごいな〜って思う。
ずーっとずーっと昔の人が、どうやってこんな大きな石を動かし組み合わせたのだろう…
あれこれ想像してみるのも楽しい。

「石舞台」の名前の由来は、石の形状からとされているが、
昔キツネが女性に化けて石の上で舞を見せた話や、
旅芸人が舞台がなかったので仕方なくこの大石の上で舞台を演じたという話もあるらしい。
でも、今は当然石の上に登るのは禁止!(登ってみたいけどね)

石舞台古墳のある公園には桜がいっぱいで、ちょうど見頃。
多くの人がお花見をしながら寛いでいた。
石舞台の石の灰色の周りを、ピンク色が優しく囲む。
想像できないくらい遥か昔から、今生きるこの時へと、
時間がゆっくり流れているような不思議な感覚でした〜☆

道路を挟んだ所には菜の花畑があって、
桜と石舞台と菜の花の色鮮やかなコラボも見ることができました♪

石舞台の写真を撮っていると、
知らないおじさんが「手前の桜にピント合わせて石舞台ぼかすといい感じになるよ。」と、レクチャーしてくれた。
「おじさん!こんな感じですか!?」