平和記念資料館で思ったこと。 広島

翌日、広島平和記念公園へ行く。

世界平和を祈る多くの施設が点在している。
数々の慰霊碑を見る。
平和の灯ごしに原爆ドームが見える

平和公園の中、最も見るべきスポットである広島平和記念資料館に入る。
(入館料50円)
建築家丹下健三氏の設計である記念資料館は、力強い柱によって持ち上げられ、
廃墟の中から立ち上がる人間の強さを表したものらしい。
夏休みということもあって、子供さんを伴う家族連れも多い。

戦争は私自身生まれるずいぶん前の事だし、
さらに今の子供達にとってはさぞや遥か昔の出来事だろう。
でも、今から生きていく子供達にも、こんな現実があったことをしっかりと目に焼き付けておいてほしいと思う。

平和記念資料館に入ったのは、28年ぶり。
はっきりと覚えていたわけではないが、展示内容はあんまり変わってなかったような気がする。
前回来た時は、ちゃらちゃらと自分のことしか考えない気ままな独身時代だった。

今、歳を重ね大切にしたい家族がいて、自分自身の状況も変わると、見た時の気持ちも変わる。
昔よりさらに平和を強く願い、命の重みを感じられるようになったかもしれない。
多くの原爆被害者には、それぞれに生活があって、愛しい家族があって、未来があったはず。
かわいそうでならなかった。
昔とは違った感覚で見た事に自分ながら驚く。
忘れた頃に、時々は足を運ぶべき、広島平和記念資料館だと思いました。