2011イタリア・ボローニャ国際絵本原画展と、西宮市大谷記念美術館のお庭

西宮市大谷記念美術館で開催中
『2011イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』(2011/8/20〜9/25)へ行く。

祝日の10時半頃、10分程度待って駐車場に車を停めることができた。
(駐車場無料は嬉しい)

毎年恒例でこの時期行われている大谷記念美術館での国際絵本原画展
と言っても、訪れたのは2回目。
イタリア北部の古都ボローニャ市で毎年春に開催されている、世界で唯一の子どもの本専門の国際見本市、ボローニャ・ブックフェアに併設された絵本原画のコンクール展入選作品が展示される。
絵本ならではのストーリー性を持つ印象的な原画が並ぶ。

子供も大人も楽しめて、想像力をむくむくと膨らませることのできる絵本。
観覧に来られているのも、赤ちゃん連れのお母さんや、子供連れのファミリーも多く、会場はどことなく優しい雰囲気。

可愛く愛らしいものから、ちょっとビターなものまで。
絵本の原画だから、どれも小さめ。
それを近くでじっくりと見て回る。
(結構な集中力を必要とするが…)
難解な絵もないことはないが、全体的に分かりやすい絵が多くて癒される。
ぱっと見て色彩と構図が、すぅ〜と心地よく目に飛び込んでくる。
しかし、よく見ると、計算しつくされたような細かいタッチで精密に作られた絵も多い。
ひとつひとつの絵に込められた作者の思いは、絵本であろうととても熱いな〜と思った。
表現方法も、鉛筆、アクリル絵の具、コラージュ、CG他、多種多様。

私が一番心に残ったのは、
ボローニャSM出版賞(2010年に新設された、35歳以下の若い入選者を対象の賞) の第1回受賞者、
イタリアのイラストレーター、フィリップ・ジョルダーノの「かぐや姫」の原画。
日本人なら誰もが知る「かぐや姫」のストーリー
これにこんなミステリアスでファンタジーあふれる挿絵がつくとは!
想像力と表現力の素晴らしさに驚き。
原画を見た後、実際の絵本を見ると、さらに感動ものでした☆

「関西ゆかりの作家9人展」も楽しかった。
その可愛いくまちゃんの絵をよく見るたかいよしかずさんは、マーブルわんちゃんを書いた人だったのね〜
槙下晶さんの動物たちも印象的。

今年の記念撮影ポイントは猫、トラたちと共に。

伊藤亜矢美さんのゆる系の絵好きだわ〜
ミニファイルを買う。

優しい気持ちになれた絵本原画展でした♪
程よい広さで、座る所も多く、居心地の良い大谷記念美術館は、お庭もとっても良かった。
館外に出てから、ぐるっとお庭を回る。

回廊的な緑深い庭には多くの種類の植物がみっしり。
涼しげな水。

どなたかしら?こちらが大谷さん?

季節のお花も綺麗にいろいろ咲いていた。

彼岸花も…そろそろ涼しくなるよね〜