世界遺産の里 白川郷(1) どぶろく祭りの館

白山スーパー林道で、石川県から岐阜県
岐阜県側出口である大野郡白川村に到着。
世界遺産の合掌造り集落「白川郷」

国選定の重要伝統的建築物群保存地区でもある。
茅葺き屋根の並ぶ、美しい日本のふるさとを見ることができる。
広い駐車場のあるせせらぎ公園に車を停め、庄川にかかるであい橋を渡り、萩町合掌造り集落へ向かう。

さすがに観光地。観光客も多いし、アジアからの団体旅行者も結構いた。
白川郷のだいたい主な場所は、歩いて回ることができる。

日中は集落の中、ほとんど車は通行できないから歩きやすい。
まるで昔話の絵のような風景を楽しむ♪

散策の早々に立ち寄ったのは、「どぶろく祭りの館」
静かな白川八幡神社の境内にある資料館。入館料300円

毎年10月に行われる奇祭「どぶろく祭り」に関する品々を展示。
ビデオの部屋では映像も見ることができる。

白川村の先人たちが山野の実を醸し、御神酒として神様に捧げた濁り酒「どぶろく
どぶろく祭りでは、皆々に振舞われる。
(私にはちょっと密造酒っぽい怪しいイメージもあったが…)
現在、法的な許可申請を得て、年間6000Lと毎年1月に杜氏が造る量は決まっている。
こちらでなにより感動したのが、その『どぶろく』の味!
入館者は神社で醸造した貴重な御神酒「どぶろく」がいただける♪
どぶろくの説明も聞かせてもらう。

毎朝、その日の分を出して、祈祷した、ありがたい「どぶろく
これが実に美味しい!!

本当のどぶろくって初めてだったのだが、今までに味わったことのない酸味とコクととろみ。
見た目は甘酒のようだが、全く甘くはなくキリっとした独特の風味の酒。
野生っぽい?
アルコールと酸の中間みたいな、発酵感。
最初口に入れたとき、え〜と思ったが、口に含んで飲んでいるうちに、奥深い味がクセになりそうだった。
(たくさんは呑めないけど、おかわりしてしまったー)

実は、暑さを避けてちょっと涼むつもりで入った、「どぶろく祭りの館」
日差しの眩しさと暑さに、くらくら〜っとしそうだったのに、どぶろくを飲むと、冴えてシャキッ。元気!
いい気つけ薬になったわ〜☆

受付のお姉さんに、白川郷観光のポイントも聞けたし、散策に再出発よ。

虹鱒も元気に、キレイな用水路を泳ぐ。