花屋さんの奥「エル・バウ・デコラシオン」のディナーコース 豊中 岡町

阪急岡町駅から西にすぐの el Bau Decoration(エル・バウ・デコラシオン)へ、夫とふたりで行く。

フラワーショップの奥にあるイタリアンのお店。
センス良く、やや密やかな感じが素敵♪(前日に予約)
 
好きなお店のひとつ…と言っても、5年くらい前に夜2回ほど行っただけ。
職場のグルメな研究職員Nさんのお勧めのお店だったな。ものすごく、ご無沙汰だわー
その間に、メニュー体系が変わっていた。
以前は、コースの種類もいくつかあって、チョイスするものが多かったけど、
今は、ディナーは6500円コースがメイン。あるいは、要予約のおまかせコース8800円の、どちらか2つのみ。
6500円のコースでは、お肉料理を4種から選ぶ。
羊肉or豚肉か、プラス1000円で牛肉orほろほろ鳥か。(我々は、ほろほろ〜☆)
食前酒(シェリーとチンザノ)で胃を活性化させながら、グリッシーニカリカリ。

テーブルごとに違うお花も、あんまり見たことないような洒落た感じで、さすが〜。
アミューズ(牡蠣、ウド、山芋のムースなど)

ぷりっとした牡蠣に、あっさりとた野菜。いろんな食感もいい。スタートから心躍る。
全粒粉のパンはほかほか香ばしい。

スープ(聖護院大根、椎茸、など)

味わいあるさっぱりクリーミー。大根の苦味がジャパニーズ的美味さ。
前菜(軽く炙った鯛の上に、丹波産のお野菜がいっぱい。)

ビネガーがスキっと効いて、覚醒される。
お魚料理(甘鯛、菜の花をうずら豆のソースで)

パスタ(手打ち麺を、穴子とあっさりトマトソースで。初めてな組み合わせに驚く。)

お口直しのソルベ(蜜柑)

お肉料理(ほろほろ鳥の、胸・モモ・ささみ、それぞれのソテーと、レバーのペースト)

各部の食べ比べが出来て、ほろほろ鳥満喫!
身の締まったお肉は、しつこさも臭みもなく美味しい。上に乗った野菜(茄子、大根、さつま芋)も合う。
独特の風味のレバーは、パンに付けて食べてまた旨い!(ほろほろにして良かった〜☆と、思う。)
デザート(チョコレートケーキと、キャラメル風味のアイス)

お料理が全体的にあっさりで、和風に近い感じもしたので、結構濃いめ甘めのデザートにはっとする。
小菓子も楽しい。いろんな焼き菓子が可愛い。

飲み物は、ジャスミンティーと、ハーブティーを選ぶ。
 
最後に出してきてくれた日本茶(番茶だそうだが、ヘルシーな謎の味だった)
素晴らしい抑揚のある美味しいコースを頂くことができて、大満足♪
ゆったりと時間をかけての食事だったが、味に振り幅があって飽きることがない。
白ワインボトル1本が、ふたりでちょうどいい感じ。
イタリアンだけど、フレンチのような繊細さと華やかさ、日本料理のような口当たりで素材の持ち味を堪能。
至福の時間を過ごすことができた♪
シェフの素材やお料理に対する熱い想いが、コースに集中されてるような。
ハイセンスな奥様のサービスには細かい気配りに加えて温かみがあって、こじんまりとしたお店はいい雰囲気。

ただ、ひとつ気になったのは・・・
我々より少し遅く隣のテーブルについた別のお客さん(同じく二人連れ)と、お肉以外のコースメニューは同じだったから、ほぼ同時に全く同じお料理が運ばれてくる。
席間がそこそこ近いので、知らない人とも「美味しいね〜」を同時共有して、一緒に食べてるような、なんとも不思議な感覚・・
4人分一緒に作るのは、全くかまへんよ〜 しかし、席は離しといた方がいいのでは?と、思った。
まあ、いいけど…満足しましたので。
来週の入院手術を前にして、好きなもの食べに行こうか〜ということで、私のリクエストで行った「エル・バウ・デコラシオン」
インフルエンザ等を考慮して、人混みは避けようと(でも、池田では気分的につまらんし)選んだ岡町。
土曜日の夜でも、駅前はしーんと静かだった…岡町、正解!
最後の晩餐的思いが胸をよぎったが、
こんなに美味しいコースなんやから、また絶対食べに来るぞー☆
と、誓う。
【el Bau Decoration(エル・バウ・デコラシオン)】 豊中市岡町南1-1-22 矢部ビル1F
 06-6857-2772