雅な「曼殊院」でだいこん焚き 京都 修学院

晩秋の京都 修学院方面をまわる。
鷺森神社を出て向かったのは「曼殊院(まんしゅいん)門跡」
晩秋、後半の紅葉を見に午前中からぼちぼちと観光客が集まる。
しかし混んではいない。拝観600円。

正門である勅使門もいい感じ。

小さな桂離宮と言われるだけあって、渋いながらも上品で雅な雰囲気が感じられる。
門跡というのは、皇室一門の方々が住職であったことを意味する。
建物内は撮影禁止だが、かなり広く、いろんな部屋(間)を見て回ることができる。
障壁画、襖絵、床の間、違い棚、瓢箪や扇の引き戸金具、など繊細で歴史ある面持ち。

中でも、菊の御紋の欄間が素敵だった。
裏手の方で、昔のお台所&メニューを見たのも興味深かった。
建物の古さゆえ、歩くと、みしみしっとした感じもまたいい。

お庭の写真を撮っていいか尋ねた時に、縁側の廊下の欄干には寄りかからないようにと注意された。(壊れそうやもんなー)
枯山水庭園も品のある優雅さで美しい。

拝観後、だいこん焚き・無料接待を勧められ、頂く。

大きい大根煮は柔らかく味がしっかりついて美味しかった(味付けに関しては、妙満寺よりこちらの方が好み♪)

前日から大釜で炊き上げられたいう大根は、冷えた体にぬくぬくほこほこ染み渡る。
大根を炊いてよそってくれたのは地区の婦人会(?)のおばちゃんたちだと思うが、とっても感じ良かった。
はっぴを着た案内のおじさんも大勢いて、皆さん優しくて、地域で盛り上げているような曼殊院

皇室ゆかりで雅だが、温かく親しみを覚えた曼殊院だった。いい意味で田舎風な・・・
なんだか嬉しくて、ついつい一緒に売っていた中谷のカステラを買う。スタンダードに美味♪

だいこんだきの無料振る舞いは、今度は大原の三千院で2/11〜2/14とのこと。(2/2〜2/3はお多福ぜんざい)