但馬ちょこっと旅(1) 床瀬そばと植村直己冒険館 豊岡

8月に行った但馬方面ちょこっと旅
大雨の翌日で、舞鶴自動車道の春日IC以北が通行止めになっていた。
湯村温泉宿泊予定で、日高方面へ向かう。
子供が小さかった頃、スキーによく来た神鍋高原へ。
アップかんなべゲレンデやゆとろぎの湯が懐かしい。
まずは、お昼ごはん。
神鍋高原からくねくね山道の峠を越えて「床瀬そば」

但馬の山里の中、広い古民家の有名な蕎麦屋さん。
雰囲気ある囲炉裏端に座ってお食事。
素朴なお味の手打ち蕎麦

石臼で挽いたそば粉を地元産の自然薯だけでつないだお蕎麦とのこと
椎茸の炭焼きもじゅわっといいお味

ヤマメの塩焼き、落花生豆腐など

窓下の清流がサラサラと流れる音を楽しみながら、
キレイな空気の中いただく田舎料理は美味しかったです♪

神鍋高原の麓に戻って、
「植村直己冒険館」に行く。

これまで植村直己冒険館の前は何度も何度も通っていたのだが、
ずっとスルーしていて、今回初めて行ってみた。
感想は、思ったよりずっと広くてキレイで、面白かった。
もっと早く行けば良かったな〜って思った。
エントランスから凝った造り。
氷と氷の裂け目・クレバスをイメージした狭い通路。

さりげなくピッケルが埋め込まれていて、ちょっとどきっとする。

国民栄誉賞を受賞した植村直己の業績と人間像を知ることのできる記念館。
世界的な冒険家である植村直己豊岡市日高町出身。

モンブラン単独登頂に成功した後、キリマンジャロ、エベレスト、マッキンリーなど数々の山にトライし、
世界初の5大陸最高峰登頂者になる。
その他、数々の冒険にチャレンジした。
登山とか冒険には全く詳しくない私でも記憶に残るのは、北極と犬ぞり植村直己の組み合わせ。

しかし、1984年世界初のマッキンリー冬期単独登頂に成功した後、消息を絶つ。
ドラマチックすぎる人生。
あれから30年…
でもどうしても、植村直己がまだどこかに生存してるような気がしてならない。
展示室には使い込まれた愛用の装備品の数々。

植村直己の生涯を映像で見たり。
体験できるのもいろいろあった。
実際担いでた重さのリュック(重くて上らない!)

映像を見ながら犬ぞり体験。

テントに入ってみたり。

低めのクライミングウォールをやってみるのも楽しい。

南極の氷は耳を近づけるとシュワシュワ音がする。

手袋とムチもリアルに使用体験

アウトドアチックなものにあまり縁がないので、どれも興味深く面白かった♪
ここで初めて知ったのが、植村直己さんの人柄。
心温かく人間味溢れる方!
素の笑顔がとっても可愛い!
冒険家って言うと、ストイックで怖いイメージがあったけど、違った。

世界に愛されて賞賛される植村直己さんを知ることができて良かったです〜☆
また、植村直己冒険館は、建築物としても賞を獲得している。

構造物の大半が地中にあるユニークなデザインでカッコよく個性的!
平等院鳳翔館も手掛けた栗生明の設計とのこと。なるほど〜
周りのお庭も開放的で気持ち良かったです。