奈良散策(2) 元興寺とならまち
ならまちを散策
正式な地名ではないが、元興寺の旧境内を中心とした一帯が「ならまち」
奈良時代の平城京の区画のうち東部に突き出た外京とのこと。
神社仏閣も多く、迷路のような小路は散策にもってこい。
江戸時代末期から明治時代にかけての町屋の面影を残し、風情がある。
京都の町並みとはまた違って、奈良らしくのんびりした感じがいい。
ならまちの中心である、元興寺(がんごうじ)
世界遺産【古都奈良の文化財】のひとつ
蘇我馬子が飛鳥の地に建立した日本最古の寺院、法興寺(飛鳥寺)を平城京に移したもの。
天平の遥か遠い昔に思いを馳せる。
極楽坊本堂(国宝)
禅室(国宝)
元興寺は屋根が特にいい。
重なり合った丸瓦の葺き方は行基葺きといわれてる。
屋根の一部には飛鳥・法興寺から移された瓦が用いられている。
日本で一番古い瓦!
形も並びも、色合いもいい感じ。
深い歴史を感じる。
収蔵庫では、国宝の五重小塔、奈良・平安・鎌倉時代の貴重な仏像、若き日の聖徳太子像、
また、日本最古の瓦や、こけら経などの展示などを見ることができる。
さりげなく静かな世界遺産でした。
思えば、春日大社も東大寺も興福寺も世界遺産だし、
このあたり世界遺産の密集地や〜
奈良県には【古都奈良の文化財】に加えて、
【法隆寺地域の仏教建造物】【紀伊山地の霊場と参詣道】もあるし、
今更ながら、奈良ってすごいな〜☆