映画「阪急電車」で確認する年齢ボーダーライン

先週の土曜日、遅ればせながら映画「阪急電車」を観る。
『阪急電車〜片道15分の奇跡』 いい映画でした☆
小説もだいぶ前に読んだけど、決して映画化でがっかりすることもなかったし。
池田に住む私を含め、阪急沿線に住む人々にとって、馴染みのあるマルーン色の電車を映画の中で見るのは嬉しい。
キャストの中谷美紀戸田恵梨香宮本信子芦田愛菜ちゃん、南果歩勝地涼有村架純タマテツ小柳友、み〜んなみんなとっても素敵で、良かった!
けど、主役はやっぱり阪急電車やね。
そんな映画も珍しいかも。
前評判どおり、心温まる、一所懸命生きていこうと思える、優しい映画でした♪

映画に出てくるのは、知っている場所が多かった。
今津線は詳しくないけど、西宮北口構内や、メリケンパークや、モザイクもあったし。
中でも、私にとっては、なんと言っても宝塚ホテル!
25年前、自らの結婚式をとりおこなったホテル。
(決して、先輩の彼を寝取ったわけではないよー)
宝塚ホテルの変わらぬ赤色の絨毯やその様子を映画で、夫と一緒に見られたことは感激でした。
あと、できたばっかりの宝塚ガーデンフィールズのふれあい広場行った時、わんこ飼おうと心に決めたし。
私にはそ〜んな風だったけど、
観る人それぞれに違った思い入れを含んだ「阪急電車」だと思う。
さらに興味深かったのが、「阪急電車」見る前に、Iちゃんに聞いた話。
職場のグループ(幅広い年齢層)で観に行ったIちゃん。
若い子は、「あ〜面白かった!よかったわ〜!」との感想。
そこそこの年齢層(要するにおばちゃん)は、最初から最後までひたすら号泣。
まわりを見渡しても、同様だったそうな。
何かしら、目に見えぬボーダーラインがあるとのこと!
世代の差(精神年齢というべきか)がはっきり分かれるって。ホンマに?
はたして、自分は?・・
結果。
私は、最初から、タイトルが出るまでにひと泣き。
その後も、ずっとずっと涙が止まりませんでした。
悲しいんじゃなくて、心が細波のように打ち震える温かい涙。
わかっていたけど、余裕でおばちゃんライン超えてましたわー
あはは。
まあ、人生長いから、ちょっとつらい事あっても頑張るって体験が多いぶんかもな〜
疑問は、阪急沿線ではとても盛り上がっていた「阪急電車」が、他の地区ではどうなんだろ?ってこと。
どうなんでしょうね…
もし、「南海電車」とか「京阪電車」って映画あっても観に行こうと思うかな?
それはアリだとしても、
小田急線物語」とか「西武電鉄ストーリー」なんてあっても行かんやろなー
それなら、「プリンセストヨトミ」を観るのは大阪の人だけかな〜と、心配になるわ。