夏の山口旅行(3) 元乃隅稲荷神社〜朱の絶景を求めて

角島大橋を見た後、山口県の北西部を回り込みます。
下関市から長門市へ。
長門市の西部の海岸沿い、油谷にある元乃隅稲荷神社(もとのすみいなりじんじゃ)へ。
憧れだった、この絶景を求めて♡

角島から1時間弱。
ナビの案内が変だったのか、途中、非常に過酷な道を通って辿り着きました。
でも、帰りはそこそこの細道だけで済みました。
車の行き違いに気を遣う場所も多くて、ドライブとしては行きにくい場所かもしれません。
道が細いので週末は渋滞するようです。
(それでも、大型バスも入れるようになっています。)
駐車場は無料で完備。
元乃隅稲荷神社は歴史的には新しい神社です。
白狐のお告げにより昭和30年に島根県津和野町の太鼓谷稲荷神社から分霊されたもの。
景色が素晴らしいのに加えて、パワースポット感もあります。
ちょっと面白いところもあって、とてもインパクトのある神社でした。
駐車場から参道は目の前です。
一番外側の参道出口の大鳥居。

お賽銭箱が頭上にあります!なんと入れにくい!
見事投げ入れることができれば願いが叶うとか。
私は最後まで入りませんでした⤵…ナニコレ珍八景で紹介されたみたい。

まずは高い位置から参道を見下ろします。

わぁ〜すごい♡
他には見たことがない独特の景観!
参道にびっしりと連なる123基の真っ赤な鳥居。赤がうねっています!

その向こうには、断崖。
そして広がる、紺碧の大海原。
美しいです♡
緑、赤、青と、鮮やかな色彩が目に飛び込んできます。
どこを切り取っても絵になる感じ。

ちっちゃい事務所のような祈祷受付所には誰もいませんでした。
御朱印は書置きが置いてあって、自分で日付けを入れるタイプ。お金は自由に払います。
可愛い狐さんで、色もカラフルな中から選べます。

赤いトンネルをくぐり、斜面を下りていきます。

美しい海が眼下に迫ってきます。

参道というより海岸の公園の遊歩道みたいです。

近くで見ると、鳥居そのものはは小さく、正直いうと陳腐な造りかも。
伏見稲荷の千本鳥居と比べて、です。)
でも、周りの景色がいいので、全体で見て決して引けはとらないと思います。

元乃隅稲荷神社には元乃隅稲荷神社の素晴らしさが充分あります。

一番海に近い鳥居が一番下で、参道の入口となります。
連なる鳥居を見上げてみました。

一帯の海岸では玄武岩が露出していて、変化に富んだ地形を見せています。

岸壁の岩場には不思議な感じの祠があります。

岩場に登って近づいてみましたが、風が強くて、立つと海に落ちそうで怖い。

海に浮かぶ岩塊には、自然に生えたような黄色い花の群生がありました。

神秘的でちょっと神がかってるような岩場。
これまた心に残りました。
すぐ横に、龍宮の潮吹きという名所があります。
水面下の洞窟と連なった竪穴から海水が吹き上がるとのこと。
残念ながら、冬季の潮のタイミングがいい時のみの現象。
全く潮吹は見られませんでした。
でも、夢に出てきそうなくらい美しい元乃隅稲荷神社の光景は、深く心に残りました〜☆
同じく油谷町で立ち寄ったのは、東後畑棚田
水を張った田、土の田、バリエーションのある棚田の向こうに日本海が見えました。

見た時はキラキラ綺麗だったけど、写真に撮るとあんまりかな〜
夕日が沈む時間にはイカ釣り漁船の漁火が無数に輝き、とても美しいとのこと。
夕刻の美しい一瞬を狙って、日が高いうちから待機している人がちらほら。
カメラマンのおじさんの話では、この日は雨上がりでイカ釣り漁船が多く出ている!とのこと。
我々は夕日を待ち切れず、立ち去りましたが(*´Д`)
こんな感じ…長門市のHPより画像をお借りしました↓

素敵です♡